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半ズボンをはいた播磨屋 (PHP文庫 な 29-1) 文庫 – 2000/12/1
中村 吉右衛門
(著)
- 本の長さ297ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2000/12/1
- ISBN-104569574831
- ISBN-13978-4569574837
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2000/12/1)
- 発売日 : 2000/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 297ページ
- ISBN-10 : 4569574831
- ISBN-13 : 978-4569574837
- Amazon 売れ筋ランキング: - 682,059位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文才のある方なんですね。家庭でのエピソードはとても温かく微笑ましく、最近尾上菊之助さんとご結婚されたお嬢様が可愛らしく無垢な感じの方で、このご家庭で育った方なんだなあとしみじみ思いました。ますます好きな俳優さんになりました。
2012年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鬼平犯科帳からファンになった吉右衛門さんです。歌舞伎やTVではしぶい俳優さんが、幼少のころにこんなにヤンチャだったとは、嬉しいサプライズでした。まだ敗戦後の昭和の色濃いころが懐かしく、ばあやとの肉親のような慈愛に包まれて成長していく姿が微笑ましく、少年が大人になっていく葛藤には人間味があふれていました。ばあやとの別れでは涙してしまいました。真の吉右衛門さんファンには必見です。
2006年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歌舞伎は大変奥が深く、また、同時代でお互いの成長を楽しむ、という醍醐味がございます。
二月大歌舞伎で吉右衛門丈の「極付 幡随長兵衛」を拝見し、筋書の花競木挽賑にインタビューも載っていますが、上演記録には昭和26年の歌舞伎座での長兵衛を初代吉右衛門、水野十郎佐衛門が先代の松本幸四郎、長松に萬之助、当代の吉右衛門しか載っておりません。
この本には、昭和23年6月の東京劇場での初舞台、「御存知俎板長兵衛」が「初舞台の頃」の章に書いてあります。こういうことを知って観ると、さらに芝居が楽しめます。また、坂東玉三郎のシネマ歌舞伎を東劇で観るにしても、二月の長兵衛の女房お時が音羽屋さんだったこともあって、なおさら思いの深さが違ってきます。
また、歌舞伎役者がどのように守り、育て、伝えられているのか、役者に限らず、家族、親子、師弟、また「ばあや」の恩愛、ということを知ることができるのは、今の時代では大変に貴重なことと申せましょう。
「ひ弱なグルメ」の章には、資生堂、プルニエ、並木の藪、新富に初代に連れられて、と書いてあります。並木藪、新富寿司は行きましたので、後は資生堂のロオジェを予約するつもりで、これも同時代の悦楽の一つです。
テレビの鬼平も結構ですが、やはり役者は良い舞台で観るものと思います。それも、できれば京都南座か東京歌舞伎座で。
二月大歌舞伎で吉右衛門丈の「極付 幡随長兵衛」を拝見し、筋書の花競木挽賑にインタビューも載っていますが、上演記録には昭和26年の歌舞伎座での長兵衛を初代吉右衛門、水野十郎佐衛門が先代の松本幸四郎、長松に萬之助、当代の吉右衛門しか載っておりません。
この本には、昭和23年6月の東京劇場での初舞台、「御存知俎板長兵衛」が「初舞台の頃」の章に書いてあります。こういうことを知って観ると、さらに芝居が楽しめます。また、坂東玉三郎のシネマ歌舞伎を東劇で観るにしても、二月の長兵衛の女房お時が音羽屋さんだったこともあって、なおさら思いの深さが違ってきます。
また、歌舞伎役者がどのように守り、育て、伝えられているのか、役者に限らず、家族、親子、師弟、また「ばあや」の恩愛、ということを知ることができるのは、今の時代では大変に貴重なことと申せましょう。
「ひ弱なグルメ」の章には、資生堂、プルニエ、並木の藪、新富に初代に連れられて、と書いてあります。並木藪、新富寿司は行きましたので、後は資生堂のロオジェを予約するつもりで、これも同時代の悦楽の一つです。
テレビの鬼平も結構ですが、やはり役者は良い舞台で観るものと思います。それも、できれば京都南座か東京歌舞伎座で。
2010年8月20日に日本でレビュー済み
梨園の御曹司の生活は、おそらく一般的には、なじみが薄いでしょうが、歌舞伎俳優の生活をちょっと覗いてみたい人、歌舞伎に全く興味がない人でも楽しめる一冊だと思います。
「鬼平犯科帳」のシリーズで、著者が人気を博した頃に書き下ろされたものです。
播磨屋とは、中村吉右衛門のことですが、彼の生い立ちから綴られた、実にユニークで機知に富んだエッセイです。
まず、驚いたのは、実兄にあたる松本幸四郎が、戸籍上は甥であり、著者が叔父になっているということ。この複雑な事情は、歌舞伎界では男子をもうけないと、名跡の継承者がいなくなってしまう事が原因なのですが、とても興味深い部分でした。
また、兄の幸四郎は幼少時から優等生タイプで真面目であり、弟である吉右衛門は相当のやんちゃ坊主であったこと。著者にとって、幼少時に面倒をみてくれた、ばあやの存在がとても大きく、肉親を超えた愛情にホロリとさせられました。
著者の日常生活も、とても親しみがわきます。女系家族であり、娘達と妻に囲まれた、男一人の家庭での立ち位置が面白かったです。
TVのチャンネル権やテーブルの座る位置、旅行先での荷物持ちにされてしまう普通のお父さんの姿は、共感を呼ぶと思います。
「鬼平犯科帳」のシリーズで、著者が人気を博した頃に書き下ろされたものです。
播磨屋とは、中村吉右衛門のことですが、彼の生い立ちから綴られた、実にユニークで機知に富んだエッセイです。
まず、驚いたのは、実兄にあたる松本幸四郎が、戸籍上は甥であり、著者が叔父になっているということ。この複雑な事情は、歌舞伎界では男子をもうけないと、名跡の継承者がいなくなってしまう事が原因なのですが、とても興味深い部分でした。
また、兄の幸四郎は幼少時から優等生タイプで真面目であり、弟である吉右衛門は相当のやんちゃ坊主であったこと。著者にとって、幼少時に面倒をみてくれた、ばあやの存在がとても大きく、肉親を超えた愛情にホロリとさせられました。
著者の日常生活も、とても親しみがわきます。女系家族であり、娘達と妻に囲まれた、男一人の家庭での立ち位置が面白かったです。
TVのチャンネル権やテーブルの座る位置、旅行先での荷物持ちにされてしまう普通のお父さんの姿は、共感を呼ぶと思います。